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的の外れた?少子化対策
年末年始に読んだ新聞・雑誌で最も印象深かったのが、「少子化」についての記事の多さです。
新年になり、日経の1面にも「少子に挑む」というコラムが連載されています。
少子化についてはこれまでも議論されていましたが、今年ほど多く取り上げられていたことはないと思います。
真剣に考えることはなかったので良い機会でした。

一昔前には「まあ、個人の考え方次第だし、仕方ないのでは?」なんて思っていましたが、今は、真剣に対策を打たないとこの国は滅ぶだろうという思いを持っています。

どうして少子化対策がうまくいかないのか?
個人的な意見ですが、今の対策は「子どもの数を増やす」政策ではなく、「働く女性を応援する」という政策となっているからだと思います。
「子どもを産むと仕事を辞めなければならない、だから子どもを産むのはやめようと考える女性が多い。だったら働くことと育児を両立できる環境を整備しなければならない」というロジックは、一見もっともなように思えますが、実はちょっと的の外れた議論ではないかと思います。

働くことと子どもを産むことは全く別で、それこそ個人の価値観の問題です。
世の中には望んで専業主婦となることを選択している人もいます。
問題なのは、経済的な理由で出産を断念する人が多いことです。
「だから我々は、仕事と育児の両立ができる環境を整備しているんだよ」
というのは、私にとっては、
「女性政策・少子化対策の二つを同じ土俵に乗せて、どちらにもしっかり取り組んでいるんだとアピールしている」
ようにしか感じられません。

少子化対策に限れば、ダイレクトに「子どもを産むことにインセンティブを与え、働かなくても安心して子どもを育てられる余裕をもってもらうこと」が最も効果的だと思います。
出産・育児手当を支給(それも若いお母さんほど厚い手当を)し、それでも個人的に働きたいという人には働いてもらう。
そして、結果的に女性の「選択肢」を増やすのが国家として最大公約数を満たした政策ではないかと思います。
| pensuk | 13:11 | comments(11) | trackbacks(2) |
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Comment
pensukさま、こんばんは。

コメントするのも悲しく恥ずかしい私見ですが、
少子化問題には、抜本的な解決策は在り得ないと考えます。
老若男女、個人の自由と権利のあくなき追求がある「限りは」。

さらには、
「ウチだけは一人っ子でも…、私が産まなくても誰かが…」
が蔓延しています。

少子化問題だけを切り取り、「個」や「私」にブレーキをかけ、
「公」へと振り向かせるのは無理難題でしょう。
私の的外れな予想なぞ外れて欲しいものですが…


日本国民ひとりひとりが、「どのような社会を望んでいるか」を
何度も何度も自問自答し、議論する必要があると思います。

女性の義務ではないが女性の権利を放棄せずに行使してほしいと
私は妻に説得中です。


少子化の先には、日本未体験の移民流入の問題が待ち構えていますし、
毎日特集を組んでも足りないぐらいでしょう。

とりとめもなく綴ってしまい申し訳ございません。
Posted by: Yy |at: 2005/01/06 10:30 PM
こんにちは!oratakiです。
このような話題になると「私見ですが」という前置きが多くなりますね。どんな話題でも私見であることにかわりはないのですが、結構、反論が多かったりもするので前置きするみたいですね。

私の「私見」は経済的理由もさることながら、現代社会にはびこる1世代主義が原因のひとつかと思います。「伝統」であるとか「系譜」というものには微塵も興味がなく、かわいいのは今ある「自分」だけという思想。自分がどこから来たのか詮索もせず、ただ、現世で自分を生かしきることを考える。次の世代の出現は自己実現・自己享楽の妨げになるという考えではないでしょうか。以前、テレビのインタビューでこのような意見をする方が多かったように感じました。

しかし、国は滅亡しないでしょうね。国は衰退すると享楽や自己実現という次元の欲求を満たすインフラが無くなっていきます。(マズローで勉強しますよね)結局、次元の低い欲求しか満たせなくなり多産時代に戻り、歴史は繰り返すのではないでしょうか。そこまで私は見届けられないと思いますが。。。
Posted by: orataki |at: 2005/01/06 11:56 PM
こんにちは

少子化により国が滅ぶ・・・かどうかは分かりませんが、大変重大な問題であるとの認識は持っています。

Yyさんが少しご指摘されていますが、私は少子化に対応するには移民受け入れが有効な解決策の1つでないか?と思っております。そして、キーは日本ブランドがまだ生きているかということかと思っています。

もちろん、移民の受け入れを行うには、さまざまな問題が発生する可能性を孕んでおります。一番身近に感じる可能性のある治安維持などを考えただけでも多くの方の同意を得ることは難しいのでは?とも思います。
ですが、これから自国のなかだけで生まれてくる人間だけで国を支えられないとなると、他から人をつれてくるしかないと思います。受け入れの体制さえ整備できれば、是非移民したいと思っている外国人はたくさんいると思います。

そのぐらいの日本ブランドはまだ残っていると思うのですが。

とりとめない乱文失礼いたしました。
Posted by: mhasegaw |at: 2005/01/07 12:09 AM
Yyさん、oratakiさん、mhasegawさん、コメントありがとうございます。

皆様のコメントを拝見するだけでも、少子化の原因・対策など様々な意見があるのがわかりますね。
移民の受け入れについては私は賛成です。
いずれにしても、次元の低い欲求しか満たせない社会になるのは嫌ですね〜・・。

こんなテーマに当然正解はありませんが、常に考えていきたいテーマです。
こんな話題を出すと反響が大きいだろうな、と思いながらいつも書いています。
ブログ自体、私見の集合なんだから、いまさら断る必要もないのですが、ついつい厳しい叱責を恐れて断り書きをしてしまいますね・・。

コメントありがとうございました。
Posted by: pensuk |at: 2005/01/07 1:07 PM
『働かなくても安心して子どもを育てられる余裕をもってもらうこと」が最も効果的だと思います。出産・育児手当を支給(それも若いお母さんほど厚い手当を)し、それでも個人的に働きたいという人には働いてもらう』

あなたはきっとお子さんもいなくて、保育園探しがどんなに大変なことなのかも、幼稚園がお昼の11時までしかないということもご存知ないのでしょうね。

あなたみたいな考え方の人に人事コンサルタントをされた日には女性として困りますね。
Posted by: 働くかあちゃん |at: 2005/01/08 4:01 PM
働くかあちゃん様、はじめまして。

引用とご指摘の関係がちょっとよくわかりませんが、
私には子どもはいません。
保育園探しが大変なことは知っています。
幼稚園が11時までしかないということは知りません。前に関係があった幼稚園は午後1時・2時までありました。

ところで、私は働く女性の支援を減らした方がよいと主張しているわけではありません。
少子化対策と働く女性への支援を混同するのはどうだろう?と申し上げているだけです。

いずれにせよ、不快な思いをさせてしまったことに反省しております。
他意はございません。
Posted by: pensuk |at: 2005/01/08 4:25 PM
少子化ですか。大変ですね。
でも、私はもてない男なので、そもそも関係ありません。
Posted by: とおりすがり |at: 2005/01/08 5:00 PM
『少子化対策に限れば、ダイレクトに「子どもを産むことにインセンティブを与え、働かなくても安心して子どもを育てられる余裕をもってもらうこと」が最も効果的だと思います。
出産・育児手当を支給(それも若いお母さんほど厚い手当を)し、それでも個人的に働きたいという人には働いてもらう。』

インセンティブの資金原資はどこから来ると想定しているのですか?国?地方自治体?配偶者(夫)の会社?妻の働いていた会社?

まさか夫の会社から出るとは想定していないですよね・・・・。
Posted by: わいこ |at: 2005/01/10 6:40 PM
わいこさん、初めまして。
想定しているのは国・地方自治体です。
つまり、現状の児童手当と同じです。
Posted by: pensuk |at: 2005/01/10 8:35 PM
少子化政策がうまくいかない・・・


あたりまえです。お金がない・時間がない。あとは色々etc.

現実的にお金がないのが本音でしょ。安い賃金でこき使われているのが現実なんですから。

だから政府が税金を使って支援しましょ・・・

これは明らかに筋が間違ってます。スズメの涙ほどのお金をもらっても何の解決にもなりません。むしろ税金の無駄使いです。
これは経営者と政府関係者がきちんと対応しなければいけない問題です。営業成績がいい会社はどんどん給料を上げ子供のいる従業員にはどんと手当てを出せば一気に解決する問題です。只、現実的に儲かっている会社が素直に出すとはおもいません。そこで法令できちんと整備することです。税金を少し免除して子育て手当てにあてるようにすることです。

現実的に年金問題も企業は続々と撤退しているご時世ですからこういう子育て手当ても出来る可能性はゼロですが本当に少子化をストップさせたいのであれば企業と政府が本腰を入れて対処しない限りは絶対に無理です。

また今の女性たちの贅沢な暮らしをみていると子供(子育て)は本当に荷物になっているでしょう。

女性も考え方を改めて外で働こうという考えを捨てて家庭をしっかり守るという意識をもってほしいですね。
Posted by: 憂国騎士団 |at: 2005/02/24 7:30 PM
随分前のエントリーにコメントありがとうございます。

その後もいろいろ考えていますが、仰る通り経営者(産業界)と政府関係者が真剣に対応しなければ、本質的な改善とはならないですね。
Posted by: pensuk |at: 2005/02/24 9:56 PM








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